財団法人 東京海上各務記念財団  
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主な年間活動
3.SNSの活用と「友情の絆」発行
 
 
 
 
 
 

1.奨学生採用

(1)採用・授与式

毎年、各指定大学から国内奨学生、ASEAN奨学生候補者の推薦を受け(4月)、書類選考、面接および選考委員会の審議を経て、新奨学生の採用を決めています(5月)。
採用後には、5 月下旬に新奨学生を東京に集めて、奨学生証授与式を開催しています。授与式では理事長から代表者に奨学生証を授与されるほか、全員に自己紹介や今後の抱負を述べてもらい、 それがその後の奨学生同士の交流のきっかけともなっています。
2022.5.31 奨学生授与式と懇親会 東京海上日動本店にて 写真1 2022.5.31 奨学生授与式と懇親会 東京海上日動本店にて 写真2
(2022.5.31 奨学生授与式と懇親会 東京海上日動本店にて)

(2)定期面談

奨学生一人ひとりと定期的に会話を行うことが、当財団の奨学金事業の特色です。面談は財団事務所にて、もしくはオンラインで行っています。奨学生からは学業の進捗状況やその他の活動、今後の予定など話してもらい、財団からはその時々必要に応じて社会人の立場からのアドバイスを行っています。
財団事務所での面談 写真5 財団事務所での面談 写真6
(財団事務所での面談)
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(3)修了式

事業開始以来、2023年 1 月現在までの奨学生の累計は、国内奨学生 2,034 名、ASEAN 奨学生 149 名となりました。その修了時には、卒業の時期に合わせて修了式を行っています。
2022.3.29 国内奨学生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて 写真3 2022.3.29 国内奨学生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて 写真4
(2022.3.29 国内奨学生修了懇親会 明治神宮内フォレストテラスにて)
2023.3.15 ASEAN 奨学生修了式 東京海上日動本店にて 写真5 2023.3.15 ASEAN 奨学生修了式 東京海上日動本店にて 写真6
(2023.3.15 ASEAN 奨学生修了式 東京海上日動本店にて)
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2.交流活動

財団では、さまざまなイベントを通じて国内奨学生、ASEAN 奨学生と卒業生も含めた交流を図っています。2020年度以来、新型コロナウィルスの感染拡大により、状況に応じてオンラインでの開催イベントと併せて、可能と判断したイベントについては感染対策を講じた上で対面開催をしています。

(1)日本の文化にふれる会

当初は、主にASEAN奨学生を対象にスタートしましたが、国内奨学生の中にも日本の伝統芸能などに直接ふれる機会がなかった学生も多く、国内奨学生の参加者も増えています。例年、国立劇場開催の「歌舞伎鑑賞教室」への参加がメインとなっていますが、 年によっては大相撲観戦、人形浄瑠璃鑑賞などもしています。2022 年度は「歌舞伎鑑賞教室」に参加しました。

2022.7.9 歌舞伎鑑賞教室 国立劇場にて 写真7 2022.7.9 歌舞伎鑑賞教室 国立劇場にて 写真8
(2022.7.9 歌舞伎鑑賞教室 国立劇場にて)

(2)那須研修旅行

2022年度に財団初の試みとして、1泊2日で那須スポーツパークにて開催した合宿形式のイベントです。初日は「未来をデザインする」という基調講演を聞いたのち、 グループでワークショップ、夕食はバーベキューをかこみ、2日目はスポーツ、散策などのフリータイムを楽しみ、最後にワークショップの発表を行いました。 2日間一緒に過ごすことで、これまでにない奨学生どうしの交流の深まりを感じられる機会となりました。

2022.9.8〜9 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真9 2022.9.8〜9 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真10
2022.9.8〜9 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真11 2022.9.8〜9 那須研究旅行 那須スポーツパークにて 写真12
(2022.9.8〜9 那須研究旅行 那須スポーツパークにて)

(3)ASEANを知る会

毎年、ASEAN 諸国の理解と奨学生間の交流を深めることを狙いとして「ASEAN を知る会」を開催しています。ASEAN奨学生を講師役として、自国の紹介や参加者からの質問に答えるなど学生どうし、堅苦しくなくASEAN諸国を知る良い機会となっています。 2022 年度には「ミャンマーを知る会」を開催しました。これまでには「インドネシア」「フィリピン」「マレーシア」「カンボジア」「ベトナム」「シンガポール」「タイ」「イスラム社会」なども取り上げてきました。

2022.10.26 ミャンマーを知る会 写真23 2022_13.jpg 2022.10.26 ミャンマーを知る会 写真24 2022_24.jpg
(2022.10.26 ミャンマーを知る会 オンライン開催)

(4)奨学生交流の集い

毎年恒例の財団最大のイベントで、ほぼすべての現役奨学生の参加に加え、例年は卒業生や財団にかかわりのある方々をお招きしています。2020年度からは 2 年連続でのオンライン開催となりましたが、 2022年度は現役奨学生のみ対象とし、3 年ぶりに対面開催をしました。どんな形での開催にせよ、この交流会は大学、学年、国、年代を超えた財団の縦横のつながりを感じさせる会となっています。

2022.11.11 第27回交流の集い 東天紅国際フォーラム店にて 写真15 2022.11.11 第27回交流の集い 東天紅国際フォーラム店にて 写真16
2022.11.11 第27回交流の集い 東天紅国際フォーラム店にて 写真17 2022.11.11 第27回交流の集い 東天紅国際フォーラム店にて 写真18
(2022.11.11 第27回交流の集い 東天紅国際フォーラム店にて)

(5)ASEAN奨学生同窓会

ASEAN奨学生どうしの交流を目的として、現役ASEAN奨学生と日本在住のASEAN卒業生が集まって東京で同窓会を開催しています。また数年に一度、ASEAN各地へ帰国した卒業生を集めて、現地同窓会を開催しています。2022年度は 4 年ぶりにジャカルタ、ハノイ、バンコクで開催し、旧交を温めることができました。 いずれの同窓会も家族連れの参加も多く、近況報告や母国の話などでにぎやかに過ごしています。

ベトナム東京同窓会 SADEC TOKYO にて ベトナム東京同窓会 SADEC TOKYO にて
(2023.3.18 ベトナム東京同窓会 SADEC TOKYO にて)
インドネシア同窓会 ジャカルタにて インドネシア同窓会 ジャカルタにて
(2023.1.31 インドネシア同窓会 ジャカルタにて)
ベトナム同窓会 ハノイにて ベトナム同窓会 ハノイにて
(2023.2.14 ベトナム同窓会 ハノイにて)
タイ同窓会 バンコクにて タイ同窓会 バンコクにて
(2023.2.24 タイ同窓会 バンコクにて)
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3.SNSの活用と「友情の絆」発行

SNSを活用し、国内奨学生、ASEAN奨学生ともにそれぞれの活動状況や関心ごとについて情報交流を行うとともに、卒業生との情報の接点としています。
また、上記SNSに投稿された内容も含めて、財団の機関誌「友情の絆」を年に一度発行しています。

「友情の絆」第23号2022年10月発行 卒業生から寄稿、メッセージや現役奨学生のFacebook投稿記事を掲載
(「友情の絆」第23号2022年10月発行)
(卒業生から寄稿、メッセージや現役奨学生のFacebook投稿記事を掲載)
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4.社会科学研究助成

毎年、若手研究者による社会科学分野の研究に対して助成を行っています。(指定大学あり)
2022年度は以下の研究に対して助成を行いました。

東京大学大学院法学政治学研究科 阿部裕介 准教授
「担保法制の見直しを契機とした担保物権の理論的位置づけの再検討」
東京大学大学院経済学研究科 高木悠貴 講師
「Concessions and Information Cascades in Autocracies」
一橋大学社会科学高等研究院 青木哲也 特任講師
「継続的な成長を遂げるための戦略的ポートフォリオ・マネジメント」
早稲田大学政治経済学部 久保田荘 准教授
「貨幣取引の基礎付けと新しい金融政策モデルの構築」
慶應義塾大学経済学部 千賀達朗 准教授
「不確実性下の企業行動とマクロ経済の資源配分」

2022年度「担保法制の見直しを契機とした担保物権の理論的位置づけの再検討」 2022年度「Concessions and Information Cascades in Autocracies」
(東京大学法学政治学研究科 
阿部裕介 准教授)
(東京大学経済学研究科 
高木悠貴 講師)
2022年度 「継続的な成長を遂げるための戦略的ポートフォリオ・マネジメント」
2022年度 「貨幣取引の基礎付けと新しい金融政策モデルの構築」
(一橋大学社会科学高等研究院 
青木哲也 特任講師)
(早稲田大学政治経済学部 
久保田荘 准教授)
2022年度 「不確実性下の企業行動とマクロ経済の資源配分」
(慶應義塾大学経済学部 
千賀達朗 准教授)
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5.地震研究助成


通年募集で、例年7月、11月、2月頃に審査委員会を開催しています。2022年度は以下の研究を助成対象として採択しました。

弘前大学大学院理工学研究科 高野智也 助教
「鉛直地震計アレイ観測による,浅部構造の時間変化の推定」
鹿児島大学大学院理工学研究科附属南西島弧地震火山観測所 八木原寛 准教授
「トカラ列島近海の群発的地震活動域の地震観測研究」
東京大学地震研究所 山田知朗 助教
「沈み込み帯固着強度遷移域における地震活動の研究」
神戸大学海洋底探査センター 杉岡裕子 教授
「海底光ファイバ通信網を利用した地震動モニタリング」
東京大学地震研究所 悪原岳 助教
「海底地震計の波形データ解析による巨大地震断層面流体分布の調査」
九州大学大学院人間環境学研究院 重藤迪子 助教
「強震観測記録に基づくカトマンズ盆地周辺の衝上断層における震源特性の把握」
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6.理事会・評議員会開催


3月の理事会では次年度の事業計画および収支予算計画について、また6月の理事会および評議員会では前年度の事業報告および収支決算等を審議します。

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